最近名前をよく耳にする「蓄熱式脱毛」。
一般的なレーザー脱毛と何が違うのか気になりますよね。
この記事では、一般的なレーザー脱毛と蓄熱式脱毛の違いについてまとめてみました。
蓄熱式脱毛とは
蓄熱式脱毛とは、その名前の通り「熱をためて、熱で変性させ、毛を細くする」脱毛のことです。
これまでのレーザー脱毛
一般的なレーザー脱毛は、毛のメラニンに対してレーザーで熱ダメージを与えます。
皮脂腺開口部と毛乳頭の間にあるバルジ領域や毛乳頭を直接破壊することで、毛が抜け、脱毛効果をもたらします。
アレキサンドライトレーザーとダイオードレーザーの二種類が最も多く使用されている機種です。
蓄熱式脱毛のしくみ
蓄熱式脱毛はダイオードレーザーを使用しています。
毛軸周囲に45~55度で蓄熱されることによって、バルジ領域や毛乳頭を変性させ、また表皮幹細胞からでるサイトカイン(周囲の細胞に影響を与える調節因子のこと)も変性し、毛が抜けるという仕組みになっています。
レーザー脱毛とのちがい
レーザー脱毛はメラニンをターゲットにしていますが、蓄熱式脱毛は毛包をターゲットにします。
蓄熱式脱毛は毛包に徐々に熱を与えることができるため、これまでレーザー脱毛は得意でなかった皮膚の色が濃い方の脱毛が可能になりました。
また、痛みもレーザー脱毛に比べて少ないとされています。
施術時間はレーザー脱毛とほとんど変わりません。
レーザー脱毛より蓄熱式脱毛のほうがいい??
レーザー脱毛と蓄熱式脱毛、脱毛効果に関しては両方とも変わりありません。
これまでレーザー脱毛が主流であったことから多くの医療機関で導入されており、安全性・効果についてはレーザー脱毛で申し分ないといえるでしょう。
一方で蓄熱式脱毛は最近でてきた脱毛方法であるものの、痛みが少ない・皮膚に対するダメージが少ない、という特徴があります。
今後は蓄熱式脱毛が主流になる可能性もあるかもしれません。
まとめ:個人的なおすすめは蓄熱式脱毛
レーザー脱毛と蓄熱式脱毛、同じ医療脱毛とはいえ全く機序が違います。
効果はほとんど変わらないですが、筆者の個人的なおすすめは「蓄熱式脱毛」です。
その理由として、レーザー脱毛と比べて蓄熱式脱毛のほうが、脱毛時の肌ダメージを軽減できる可能性があるためです。
しかし、これまで使用されていたレーザー脱毛の強みは、長年の使用経験があることであり、効果や安全性も確立しているため、あえて避ける必要はないでしょう。
自分に合ったクリニックを選ぶことが大事です。脱毛の機種はクリニック選びの参考にしていただければと思います。